2023年2月16日(木),17日(金)に東京 新木場にあります木材・合板博物館において,合板DL普及協会メンバーによる合板DL教材講習会を実施しました。

社会教育施設でもある木材・合板博物館を会場として少人数ではありますが,広範囲な受講対象者での講習会となりました。

研修内容(1日目)

合板DL教材と材料・合板の説明

当協会の代表理事でもある山下より,合板DL教材の意義,利点について説明させて頂きました。

合板DL教材の製作実技 L材,T材使用

Kismトライアルを利用しながら,T材,L材の組み立て,また,その応用について実技演習を交えながら体験いただきました。合板DL・モジュール木工は学校教育における教材としての位置づけだけではなく,実用品製作に発展・応用可能な技術であることを説明させて頂きました。

合板DL教材の教育的意義と授業指導計画

当協会の理事でもある東京学芸大学大学院教授の大谷よりスライドを使いながら,「合板DL教材の教育的意義と授業指導計画」と題した講演を行いました。

  1. 学校の教育について – 学校に木工の教育は必要なのか
  2. 木材加工の現状 – 木材加工が変ってきた!
  3. 合板・DL教材の教育的意義 – 合板・DLでこんなことができる

研修内容(2日目)

Kism模型教材とKism キット実技

2日目の研修は,スチレンボードを使った試作体験を行いました。Kismスチレンボードを使用して実際に1/2サイズの踏み台を,スチレンボードに対するけがき,切断,両面テープによる接着・組み立てを実際に体験頂きました。

3DCADと設計

スチレンボードの組み立て実習の後に,3DCADによる設計について,紹介・説明させて頂きました。また,すでに先行して授業に取り入れている山口大学教育学部附属山口中学校での設計・試作の授業事例を紹介し,3DCADの設計と試作を行うことによる学習効果の有効性について説明させて頂きました。

研修の様子

研修では教材販売,出版社,企業,行政など,多種多様な参加者に受講いただきました。

また合板博物館という立地を生かし,ロータリーレースを使った単板製造のデモンストレーションを見せて頂くなど,より理解が深まりやすい講習会であったと思います。今後も,当サイトを通じ,授業に役立つ,情報,実験映像など公開していきます。

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