前回は残念ながら授業を見学することができなくてレポートができませんでした。
前回の授業では配布したワークシートを使いながら生活の中の困りごとを問題として見いだした後、解決する事柄を明らかし、手書きの構想図を描くにする授業を行ったようです。

授業が始まる前にChromebookを立ち上げておくように声を掛けます。

今回からは、前回作った構想図をより具体的にするために3DCADを使って設計を行っていきます。
生徒には設計図を作るためにコンピューターに手伝ってもらうことを伝えます。
また、CADはComputer Aided Designの頭文字を並べたもので、日本語にするとコンピューター支援設計という意味になり、今回使う3DCADは三次元空間内で設計を行うと伝
えます。

まずは、ライセンス認証を行います。

今回設計に使うアプリはChromebook版 caDIY3D for Educationというソフトです。インストールは管理端末から設定しますので、生徒たちの端末にはすでにアプリがインストールされた状態となっています。アプリを利用するにはライセンス認証が必要ですが、メーカーから提供されたQRコードを読み込むことで簡単に認証できます。プロジェクタにQRコードを映して、認証を済ませます。

生徒たちにとっては初めての3D CAD。まずは、Googleクラスルームにある設計図を共有します。
手順は、

  1. クラスルームにある設計図を長押しして表示されるメニューから新しいタブで開くを選びます。
  2. たくさんの文字が表示されますが、これが設計図の中身です。開いたデータをダウンロードします。
  3. caDIY3Dのメニューから「場所を指定して開く」を選んでダウンロードフォルダから設計図を選びます。
  4. プレ体験学習で作ったKismトライアルの設計図が表示されます。

この図面をまずはいろんな角度から見てみます。一本指でスワイプした場合、二本指でスワイプした場合、二本指でピンチイン、ピンチアウトした場合など、見え方がどのように変わるか確認してみます。

生徒たちはタッチパネルに慣れている様子で、戸惑うことなく視点をかえて見ています。

続いて、おおまかな設計の進め方を説明します。こちらのCADは一般的なCADと違い、すでにKismの材料と同じ材料が登録されており、その材料を3D空間に追加するところから
始めます。

現在はKismトライアルの図面が表示されていますので、メニューから「新規作成」を選んで、何もない状態に戻してから材料を追加してみます。

材料が追加できたら、材料の移動方法、サイズの変更方法、材料の回転させる方法を順に説明します。基本的な操作方法はこれだけです。

より詳しい操作方法は、メーカーが提供している10分程度の動画を参照します。
動画の視聴が終わった生徒から、さっそく設計図の作成に取り組んでもらいます。

中には、初日からすでに設計図の形が出来つつある生徒もいます。

本日の授業では3DCADの導入と、操作性に慣れる授業でした。導入におおきく躓くことも無く、無事に今後の授業に進めそうです。

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