2025年3月1日(土)に広島県広島市の広島大学附属中学校の技術室をお借りして「合板DL教材を用いた問題解決学習」と題して一日研修を実施しました。令和6年度最後の研修会ということもあり,当協会からも5名のメンバーを講師陣として開催しました。
研修内容
タイムスケジュール
講義 9:00~9:30 | 新しい材料と加工の技術について(渡津) |
講義 9:30~10:00 | 家具屋から見るリアルな問題解決の紹介(大谷 俊行) |
講義 10:00~10:30 | 生徒の実際の問題解決から解決策までの紹介(徳光) |
演習 10:30~12:00 | 3DCADによる設計体験-自由設計(尾見) |
演習 13:00~14:00 | スチレンボードによる試作体験(渡津・徳光) |
演習 14:00~15:30 | 合板DL教材を使った製作(全員) |
講義:15:30~16:00 | 実際の教育現場における実践紹介(森下) |
16:00~16:30 | 質疑応答・アンケート回答 |
令和6年度最後の研修ということで5名のメンバーが乗り込んでの研修会となりました。広島県以外からも13名という,たくさんの方に参加いただきました。丸一日の長時間の研修でしたが,講師陣の熱も入って内容の濃い研修会になったと思います。
自由設計から試作,本製作をわずか1日の研修で実施しましたが,クリエイティブな作品がたくさん生まれました。本教材の自由度,効率の良さなど体験頂けたかと思います。







受講者アンケート(抜粋)
合板DL教材の設計学習において,3DCADの活用と模型製作を合わせて行うことについて、感じられた内容をご記入下さい。
- イメージとズレが少ない
- 3DCADだけでよいのではと思っていましたが,機能等の検討のためだけでなく,組立ての順序を確認する意味でも必要だということに気付きました。
- 模型で作ってみて組み立ての難しさや強度の問題点に初めて気づけるところもあると思いました
- 実際にあわせてみることで,立体感やサイズのずれを確認できるので、有用だと感じた
- 模型を作ることで製作の見通しが立てられてスムーズに製作できると思う。
- 模型を作るのはイメージがリアルに可視化できるのでわかりやすいです。
この研修を通して考えられたことを,ご自由にお書き下さい。
- 実際に触れて良さがわかりました。特に3D CADは手軽に導入できそうですし機能も充実しており、素晴らしいと思いました。本日は有意義な研修、ありがとうございました!
- 生徒と同じ目線で設計から行ってみましたが,試行錯誤がしやすく優れた教材であると感じました
- 課題設定の時間を十分に確保するために,思い切った計画の見直しも必要だと感じた。
- 大学生院生時代,まさしく今日の様な教材で作品を作る授業があり,いつか現場でも使いたいと思っていましたがなかなかよい教材がなく,使えないままでいました。今回の教材は来年度にもぜひ使ってみたいと思いました。
当協会では、研修会の開催希望を随時受け付けております。以下のフォームからお気軽にお問い合せ下さい。