【授業レポート:第11時】身の回りの解決すべき問題はなんだろうか【島根大学附属】

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前回の授業の課題として、身の回りの困りごとを3つ程度探してきてもらいました。その内容をスプレッドシートにみんなで記入して、どういった困りごとがあるのか共有します。(一人一台端末のChromebookから入力)
他の人の考えをみて、改めて自分が見つけてきた困りごとについて考えるよう促します。いくつか見つけてきた困りごとを一つに絞り込んで、今後の取り組むべき課題とします。
ワークシートへの記入
他の人の入力内容をみながら、自分がどの問題に取り組むかを絞り込みます。その問題について
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場所
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誰
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(いつ)
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困っている状況(問題)
をワークシートに記入します。
記入例)
場所誰いつ困りごとキッチンお母さん料理をするとき調味料を置く場所がないキッチンおとうと物をしまうとき棚が高くて手が届かない
そしてその内容がどのような視点に基づいた問題なのかを確認します。(以下の選択肢から選びます)
□社会からの要求、□使用時の安全性、□経済性、□自然環境に与える影響、□製作の容易さ、□メンテナンスの容易さ、□廃棄の容易さ、□その他

「社会からの要求」という選択肢は、どの程度の範囲の社会を意味しますか?

地球環境とかSDGsといった大きな括りではなく、身の回りの(家族や友達といった)範囲程度の社会を考えてください。
見いだした問題を解決するためにどのようなことを検討すべきか書き出します。(箇条書きでもOK)
記入例)
場所誰いつ困りごとキッチンお母さん料理をするとき調味料を置く場所がない
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調味料の数はどれくらいあるか
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調味料の容器の大きさはどれくらいか
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収納を置くスペースはどれくらいの広さがあるか
場所誰いつ困りごとキッチンおとうと物をしまうとき棚が高くて手が届かない
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棚の高さはどれくらいか
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おとうとの身長・体重はどれくらいか
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踏み台の高さはどれくらいにするのか
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踏み台の強度はどれくらいにすればよいのか
見つけ出した課題に対し、仕様を決め、設計し、製作を行っていく訳ですが、製作を行う上で、図面をかく必要があります。 図面を誰かと共有したり、説明する為には立体を正確に表し、かつ共通のかき方をしないといけません。
図面のかき方は「日本産業規格(JIS)に定められている」ことを伝えます。
その中でも、等角図、第三角法による投影図を本時では学んでいきます。
■1.等角図のかき方
早速、等角図をかく練習を行います。ワークシート(斜眼紙)を配布し、単純な立方体をかく練習を行います。等角図のかき方は各自がChromebookを使って動画を視聴し確認します。

動画では、斜眼紙のように升目のない真っ白な紙に三角定規を使って等角図をかく例を示していますが、斜眼紙の場合は升目がありますので、普通の定規があれば等角図を描くことができますね。
ワークシートに記載されている立方体と同じものを書く練習を行います。小さすぎず、大きすぎ、例題と同じ程度のものを描きます。




■2.第三角法による正投影図のかき方
続いて第三角法による正投影図のかき方にについて練習します。正投影図のポイントとしては、どの位置にどの方向から見た図をかくかが重要であると伝えます。(右下:正面、右上:平面、左下:側面)
また、それぞれの図面のサイズを一致させて、図面同士の間隔も等しくなるようにかくことを伝えます。

単純な立方体の投影図を例題に練習します。 外形だけでは大きさがわからないので寸法の記入を練習します。
寸法の記入は、「外形と並行となるように」「寸法線の中央、寸法線の上側に数字を記入する」ことを示します。 今回の授業では、練習をとおして等角図などをかく為の手順を学ぶ授業となりました。
