【授業レポート:第7時】木材と木質材料に関する学習:材料の学習の1回目【島根大学附属】

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プレ体験の学習は終わり、今回から材料の学習に入ります。 このクラスは、前時のグループワークの発表が出来ていなかったので、そこから開始します。グループから1名代表でどういった分類でまとめたかについて発表してもらいます。
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ボンド(接着剤)について着目
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イスの構造や部分について着目
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強度について着目
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T材、L材について着目
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接合方法について着目
などが挙げられました。付箋に書かれた内容をよくみてみると、専門的な文言も見受けられました。気付きや読み取り方にはたくさん気付ける生徒、あまり思いつかない生徒など、個人差があるものの、グループワークで発表しながらみんなで纏めることで個人差を埋めることができているのではと感じました。
■1.Kismキットを配布
ここから、本時の本題、材料の学習に入ります。 まずは一人一つずつ、Kismキットを配布します。Kismキットのパッケージはシンプルですね。メーカー曰く、完成品のイラストや写真を使わず、あえてシンプルな段ボールにすることで生徒たちには先入観など無い「無」の状態から創作を楽しんでもらいたいという、こだわりなのだそうです。ちょっとしたことかもしれませんが、いろいろと考えられているんですね。


生徒に一つずつ行きわたったら、まずは箱を開けて中身を確認します。箱の中にはラベルが入っていますので、クラスと名前を記入して箱に貼り付けるか、または直接キットの箱に名前を記入します。箱のどの位置に記載するかを案内します。
続いて付属のリーフレットを確認します。本教材の名前「Kism(キズム)」を覚えてもらいます。これらの材料を使ってこれから製作を行うことを案内します。 リーフレットの表面に描いてある材料(1x1材が4本、1x2材が4本、1x3材が6本)と箱の中身が一致しているか確認します。



続いて、リーフレットの中身を確認していきます。 リーフレットの内側にはKismを利用した学習の流れが描いてあります。この流れに沿って学習していくことを案内します。最後に裏面の作例を示して、このキットを使うことで、いろいろな作品が作れることを示し、これからの製作のイメージをもってもらいます。
■2.材料の学習
本時のワークシートを配布します。


ワークシートに沿って、身の回りの材料を考えます。

木材、プラスチック、金属…
穴埋め問題について、スライドを交えながら解説を行います。また樹木と木材の違いについても生徒たちに尋ねてみました。

君たちが学んでいる英語で、木はなんて言う?

樹木:Tree、木材:Wood
あえて、言葉を使い分けていることを示します。また、樹木光合成、炭素固定についても触れます。その後、ワークシートに示しているサイト(URL)を使って、鉄鋼、プラスチック、合板がどのように製造されているか調べます。URLはGoogleクラスルームで共有してあります。
http://www.nishimeta.com/mission/iron.php
https://www.pwmi.jp/library/library-115
https://www.nisshin.gr.jp/plywood/flow
参考
https://www.jisf.or.jp/kids/shiraberu/index.html
続いて、実際に材料に触れてみます。


ゼムクリップを触りながら金属の特徴を考えてみます。
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ある程度の力であれば、元に戻ろうとする。(その力を使ってクリップができている)
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ある程度の力を加えて、変形すると元に戻らない。
(弾性・塑性・展性・延性・加工硬化)
フィルムやPETシートを触りながらプラスチックの特徴を考えてみます。
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軽くて丈夫
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透明なものもある
(熱可塑性・熱硬化性)
つづいて、木材の特徴を考えてみます。 トレーの中なら木材を取出し、4種類の木材を机に並べます。


まずは単板を少しづつ力を加えて曲げてみて、繊維方向と繊維の直交方向への力の加え方では、曲げやすさ・丈夫さに違いがあることを体感します。 繊維方向に力を入れすぎると簡単に割れてしまうので、慎重に扱うように促します。

続いて、繊維方向が直交となるように2枚の単板を重ね合わせて、曲げやすさを体感します。繊維が直交となるように重ね合わせることで、どの方向でも強度が増し、丈夫になることを体感します。

体感を踏まえて、強度異方性、強度等方性、膨潤収縮性などの性質について解説し、合板にどのような問題解決が含まれているのかを考えます。
・強度異方性のある材料を直交させて重ねることで、強度の問題を解決している。など
単板切削の工程についてもスライドを用いながら解説を行います(のこ屑が出ない加工方法である事)。単板切削は大根のかつら剥きの要領で、加工がおこなわれることも解説します。トイレットペーパー(ロール紙)を引用してイメージさせるのも有効ですね。
授業の冒頭で前時のフォローを行ったので、少々駆け足の授業となってしまいました。実験・体感と座学の配分は難しいですね。
