2022年8月26日に令和4年度 長門市中学校 教育研究部 技術・家庭科部会 実技講習会で合板DL・モジュール木工の研修を行いました。

研修内容

講義題『新しい材料と加工の技術 ~合板DL・モジュール木工に触れてみよう~』

講義30分

・過去の学習指導要領から見た木材加工の学習内容の変遷
・現行学習指導要領に沿った授業展開と合板DL・モジュール木工

演習2時間

・スツールの製作

今回はあらかじめ設計したスツールの製作を体験して頂きました。
3DCAD上で貫の位置を調節していただき、製作に反映してもらいました。
製作の早い方は座板を集成材で作られたり、合板を貼り合わせたりして作られていました。

今回は製作時間2時間という限られた中で最大限の体験をしていただくよう、材料の切断箇所を幕板と貫だけに限定して製作体験を実施しました。また、通常であれば材料の接合は木工ボンドによる接着となりますが、時短アイテムとして瞬間接着剤、電動フィニッシュネイラー等を持ち込みました。これは、実際の授業内における教師の手立てを想定したアイテムの紹介にもなりました。
受講された先生方から、こんな教材を待ってましたとの嬉しい声も。

また、「技能一辺倒だった授業を反省して、これを機に変えていきたい」との言葉も感想としていただきました。
一発カットやクランプ類においても、怖くて使えない木工機械に比べるとはるかに有用性が高く、個人的に欲しいくらいです。との声も頂きました。

研修講師:山口大学教育学部附属山口中学校 教諭
徳光 慧

研修会で配布された図面(PDF)を公開します。スツールの図面は合板DL材の規格データを用いて「caDIY3D-X」を使って作図しました。

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