今回はChromebookを使った設計の3時間目になります。前回から本格的に設計をはじめたわけですが、早い生徒はほとんど設計図が仕上がっています。

今回も設計の続きを行っていくのですが、進度が早い生徒は模型製作に着手します。
授業が始まる前に模型製作用のスチレンボードを配布します。
このスチレンボードで模型を作って試作を行うことを案内します。

スチレンボードは

  • 簡単に取り外しできるし、外しても使わなければ元の枠に戻せる。
  • Kismキットと同じ構成(1×1材…4本、1×2材…4本、1×3材‥6本)
  • Kismキットの1/2サイズになる

スチレンボードで模型製作を行うことにより、机上の設計図が実際に仕様を満たす(強度や機能)かどうかを確認することができます。問題があれば設計に戻ってさらにブラッシュアップしていきます。
このスチレンボードは1/2サイズで製作できるので、寸法も設計の半分にすればよいので間違いが起こりにくいですね。

caDIY3Dでの設計が終わったら、設計図をGoogleクラスルームから提出し、模型製作を開始します。
この際には図面ファイルに決められた名前(生徒番号+作品名+第一案.cadiy)を付けて、Googleドライブに保存するように案内します。
また、自分の進捗をクラス全体で共有しているスプレッドシートに記入させます。

材料取り図を確認しながら、材料に収まるかどうかもチェックします。材料に収まらない場合は、設計図を修正する必要があります。中には300㎜の材料から150㎜の材料が二つ取れないと悩む生徒もいました(切りしろがあるので150㎜の材料は2つ取れないですね)。アプリを使うことで、こういったミスも防げます。

第一案の設計が済んだら、スチレンボードでの模型製作に進みます。設計図を課題として提出した生徒から模型製作を開始します。

設計して、すぐに模型製作に移行できるのも、一人一台端末で設計できる利点ですね。

一人一台端末なので、設計図の印刷や材料取り図の印刷も必要ありません。画面を見ながら製作作業を進める姿を見ると、昔ながらの技術室の風景は一変したな、と感じます。

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