金具を使わずに折りたためる椅子の作例です。

使用する材料として1×2材 300㎜を使用。1×2材だけで設計してあります。

90度に交差する折りたたみ椅子

オフ・コーポレイションの遠藤さんが設計された図面を元に製作しました。遠藤さんの設計では90度に開くようになっており、まずそちらを再現。

90度 展開した状態
90度 畳んだ状態

60度に交差する折りたたみ椅子

その後、これをヒントに60度になるよう再設計して作ってみました。L材を変形させた脚が互いのパーツと嵌るように組み上がるため、実用強度はしっかりと確保されています。座板は取り外しできるようにしてみました。(1×1と1×2の接ぎ合わせ)

60度 座面あり➀
60度 座面あり②
60度 畳んだ状態
60度と90度を並べてみました

脚組みの部分は合板DL、座板は集成材で、と、ハイブリッドにすることも可能ですね。けがき、のこ引き、材料加工もやりつつ、合板DLもやりつつ・・・というのも一つの手法かもしれません。

さらにブラッシュアップ

90度 折りたたみ椅子の材料取り図PDFデータ

folding_chair_90

90度 折りたたみ椅子のCADデータ

60度 折りたたみ椅子の材料取り図PDFデータ

folding_chair_60

60度 折りたたみ椅子のCADデータ

※ CADデータを見る為にはあらかじめ「caDIY3D-X」(Windows PCソフト)がインストールされている必要があります。

作例製作:山口大学教育学部附属山口中学校 教諭
徳光 慧

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